表参道は今日も人いっぱい。
でも大人ばっかりだから落ち着いてるのがいいです。
先週末からの金継ぎ教室の展示会が本日で終了しました。
いらしてくださった皆さま、ありがとうございました!
今回の私のブース。
白釉の器 4点・呼び継ぎ器 2点・片口・骨董赤絵皿を展示しました。
今日はこのあいだ書ききれなかった呼び継ぎについて。
呼び継ぎは古くから抹茶茶碗などの補修に使われていた技法です。
私がなんとしてもやりたかった技法。
赤絵鉢に織部の破片が呼び継ぎされている古い器を見て感動してから、いつかは...と虎視眈々ねらっていました。
そして、とりかかったのがこちら。
紫釉の鉢に瑠璃釉のぐい呑みの破片をはめ込んだものです。
あえて形状の違う器をはめ込み、ちょっとぼこっとさせました。
このぼこっと感が、呼び継ぎのなんだか愛らしいところ◎
生い立ちは
カパっと割れたパーツたち。
まずは、紫の鉢の破片をくっ付けて直し、空いたスペースに瑠璃の破片を砕きながら合わせていきます。
ハマった!!
ここまで、じっくり進めなくてはならない地道作業。
地道にコツコツは陶で慣れてるんですが、これまたけっこう大変。
指には水ぶくれ。。。
でも、ハマった時はスカッとします。
最後に隙間を金で埋めていき、完成!
瑠璃を埋め込んだ部分の紫釉の破片は、もう一つの呼び継ぎのパーツとして使いました。
それが、先日ご紹介したこちら。
青みのグレーの鉢の挿し色として、紫を。
このグレー鉢と紫釉の鉢はほぼ形状が同じだったので、こちらはまったく凹凸なく、すっきりと収まっています。
寒くなったのでこれからは我が窯で織部がきれいに出る季節です。
織部鉢をちょっと多めに作っておいて、好みの骨董赤絵皿を探しに行って...。
目指すは金×赤絵×織部!!
桃山〜!みたいな感じの呼び継ぎが早く作りたい。
なので、まずは仕事の作陶をこなさなくては。
年末年始も窯焚きに明け暮れそうです。