一日おきに窯焚きという強行スケジュールまっ只中です。
何ヶ月も前から準備をしていても、結局は直前勝負になってしまう...。
もう、これはしょうがないですね。
さて、個展に向け出来上がっている作品をご紹介です。
今日はDMに使ったハチと同じタイプのいろいろを。
まずは、ピンク紫のハチ。
こちら夏場に仕上がったがっちり還元のもの。
派手系です。
続いて。
黄緑のハチ。
こちらもしっかり還元がかかってます。
かなり明るい黄緑なのであまり食器にはない冒険色かもしれません。
そして。
赤土地のハチ。
なまこ釉です。
やや紫がかった青みの釉。
こちらはシブい系ですね。
最後に。
淡い織部。
こちらはちょっと口が沿った薄手の形です。
内側はロクロ目を残しました。
その溝で色の濃淡が出るように。
やはり織部は淡くても和っぽくなります。
この大鉢は作る行程も好きな形なので自然と数も多くなります。
面が大きいだけに釉薬にも表情が出るので、窯出し時の仕上がりも楽しみです。
そんなこんなで最近は夜まで作業してます。
こないだ作業終わりにぐたーっとしながらテレビをつけたら中田さんが出てきました。現旅人、元サッカーの。
たまたまやっていたアナザースカイという旅番組のスペシャルで、「あ!久しぶりの中田だ〜」ぐらいの感じに観たのですが、これがすごかったんです。
まず前半がミャンマーとブラジル。
すごい行動力とコミュ力に釘付け。
旅人ってこうやって仕事になるんだ〜と感心して、がぜん後半も楽しみに。
翌週の後半も、金曜夜だってのに現在ひきこもり作業中の私は観れてしまったんですね。。
これまたもっとすごかった。。。
イタリアとニューヨーク。
ベネチアのビエンナーレの建築部門で日本の伊藤豊雄さんが金獅子賞をとったのも恥ずかしながらここで知ったし、この震災復興の「みんなの家」というプロジェクトの中心的な資金集めをしたのが中田氏だったってのに驚愕。
その後訪れていたグッチのバンブーの製作現場も、NYの有名寿司店の主が鰹の為に作ったという器の話もおもしろかった。
旅人とか言ってどうしちゃったんだよ、中田。。ぐらいに思っていましたが、やってる事がハンパじゃなかったです。
なんか、すごい人間力を見せつけられたって感じがしました。
遥か昔、Road to FRANCE'98って掲げられている国立でキャーキャー言いながら観ていた中田さんですが、あらためて尊敬しました。
さてさて、また明日もコツコツ窯焚き、がんばります。