ずっと作りたかった本が完成しました!本と言っても個人出版での金継ぎへの想いと作品を集めたPostcard bookです。 再生するという、私が一番共感している金継ぎの考えをお伝えできればと思います。
『金継ぎ、傷に射すひかり』KINTSUGI-Seeing light through the cracks-
「傷ついた器たちを生かしたい…」そう悩んでいた2010年に新漆を使っての現代風金継ぎに出会い、呼び継ぎ箸置きをはじめとした作品制作を始めました。
制作をするなかで、金継ぎの考えに教えてもらったことがたくさんありました。
写真紙面は東北コットンプロジェクトにより生まれた綿花の茎が漉き込まれた紙を使用しています。
いつか本を作るならば必ず使いたいたと思っていた紙です。
(東北コットンプロジェクトとは津波での塩害により稲作が困難になった宮城県の農地で塩に強いといわれる綿を栽培し、地域産業を応援しているプロジェクトです)
出版には長年お世話になっている秋田の精巧堂印刷さんがご協力くださいました。
精巧堂印刷ウェブストアからもご購入いただけます。https://www.seikodo-store.com/show1.php?show=b0052 海外ではサンフランシスコのSonoma cultural exchangeやニューヨークのSetsugekkaさんでもご購入いただけます。展覧会やワークショップの時には直接販売しますので、ぜひ実物をご覧いただけたらうれしいです。
そして、少し前にアメリカ西海岸でのワークショップを終えて帰国しました。
ソノマの小学校や高校、コミュニティセンター、サンフランシスコではHeath Ceramicsの敷地内にあるPlaymountain Eastで、ロサンゼルスではTortoise storeと陶芸教室でモダン金継ぎレッスンをしました。
シェアしきれないほどの素敵な作品がたくさんできあがりました!